LANDSCAPE CONSULTANTS
尼崎市の大阪湾埋立地に兵庫県が整備する「尼崎21世紀の森中央緑地」(約29ha)は、県民の参画と協働によって地域性にこだわった森づくりを進めていくこととしており、中央緑地に植える苗木の育成や植栽などについて市民活動組織をはじめとする多くの県民、企業等と一緒に進められてます。
本設計は、その拠点施設として位置づけられるパークセンターを中心としたエリアの計画~実施設計を行ったものです。なかでも、中央緑地のテーマを県民の参加によって具体化し活用するコミュニティーガーデン「ゐなの花野」は、ワークショップによるデザイン目標の共有を図り、全て地域性苗を用いた樹種の使用にこだわり実際の植栽を行うなど、県民との協働によるランドスケープを実体化したものとなりました。
設計計画の趣旨は、北摂六甲山系から尼崎市街を抜けて大阪湾に至る当地の自然環境の変化を模したランドスケープデザインを立案し、これに伴い変化する施設形態や配置、植栽材料等を計画し、その中を回遊的に散策し尼崎周辺の自然環境を想像させるガーデン空間の創出を行いました。
名称:尼崎の森中央緑地 実施設計修正等業務委託
(関連業務:尼崎の森中央緑地 維持管理運営方針等検討業務)
期間:平成24年3月27日~平成25年3月25日
発注者:兵庫県
所在地:兵庫県尼崎市扇町33-4
面積:約6,000m2